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★絵夢のお家★

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扁桃炎について

=夏風邪??= 「扁桃炎。。(^^;(1)」 [ 感染症について ]
あれ??夏風邪??ちょっと、のどが痛い。どうしたら??

    どんな病気??(^^;症状は??(^^;

口を開けると、のどの両側にふくらんで見える一般に扁桃腺といわれている口蓋扁桃があります。風邪をひいたときに、ここに炎症がおこると、いわゆる急性扁桃炎となります。

高い熱とのどの痛みが強くなり、扁桃は赤くはれて白いボツボツがついたり、白い膜がついたりします。さらに扁桃の周囲の粘膜が赤くはれて、高熱により悪寒をともなうこともあります。

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〈どんな病気でしょう?〉
ノドは空気・飲食物の入り口で、細菌・ウイルスも入ってきます。これを防御するためにノドをとりまくように、口蓋扁桃・アデノイド・舌根扁桃・リンパ濾胞・咽頭側索などがあります。扁桃炎は通常ノドの両脇にある
口蓋扁桃の炎症をいいます。細菌感染が主ですが、ウイルス(EBウイルス;伝染性単核球症)が原因のこともあり肝機能が悪くなることがあります。
炎症が扁桃にとどまらず、皮膜(扁桃は皮膜に包まれています)を破って扁桃とその深層にある筋層との間に膿が溜まることがあり、これを扁桃周囲膿瘍といいます。


★急性扁桃炎(アンギーナ)は、急性咽頭炎と一緒に発症し、のどの炎症が特に激しいものをいいます。急に39~40度の高熱がでて、のどがひどく痛み、それに伴って全身がだるく感じ、あちこちの関節の痛みがあり、痛みが耳にまで放散するようになります。診療は、内科もしくは耳鼻咽喉科の診察を受けてください。内服薬としては、ペニシリン系の抗生物質が使用される事が多いので、アレルギーの自覚のある方や、ちょっとでもその兆候がある方は、きちんと事前に医師に伝えることが重要です。のどの痛みや腫れがひどくて食事が思うように取れない場合は入院して点滴で水分と栄養を補います。家庭では暖かくして安静を守るのが第一です。食事は刺激のない流動食やのどごしの良い食品を摂るようにして、動物性タンパク質やビタミンが充分に摂れるようにします。急性炎症の場合には、うがいやトローチはあまり効果的ではないので、急性扁桃炎を起こしたならば、まずは1~2日間からだをゆっくり休めるのがもっとも有効で良い方法です。脱水症状を起こしやすいので、水分補給だけは、たとえのどが痛くてもしてください。

★慢性扁桃炎は、急性扁桃炎を繰り返すうちに慢性に移行したものです。また。慢性化していながら、突然急性化の症状を示す場合もあります。このうち、1年に4~5回も急性扁桃炎を繰り返す場合は特に、習慣性扁桃炎とよばれます。習慣性扁桃炎では、その起こす回数にもよりますが、年に3~4回以上も熱をだし、急性炎症を繰り返す人には、手術がすすめられる場合もあります。なぜなら、このような場合病巣感染といって、関節や腎臓、皮膚など、ほかの場所に病気が起こってくることがあるからです。関節では関節リューマチ、そしてこれがもっとも恐ろしいですが腎臓では腎炎やIgA腎症などの合併症が起こることがありますので、その原因が扁桃にあるとみとめた場合は多くの場合扁桃を除去することを検討、打診されることになります。ただ、扁桃を除去した場合、代償的に舌扁桃などが肥大したり、のどの粘膜に炎症が生じたりするので、手術するかどうかの判定は慎重に。医師とじっくり話しあってください。

〈どんな症状でしょう?〉
扁桃炎では発熱・痛み・扁桃の脹れ・膿栓(扁桃に白いポツポツ)の付着があり、これを繰り返すことがあります(習慣性扁桃炎)。扁桃炎ではまた病巣感染といって、慢性扁桃炎のために全身に異常な免疫反応が起こり、不明熱・リウマチ熱・IgA腎炎・掌蹠膿胞症(しょうせきのうほうしょう)・慢性の湿疹・各種免疫疾患の原因となることもあります。
扁桃周囲膿瘍では扁桃自体よりもその周り(口蓋弓)が脹れてきます。痛みが強く、食事だけでなく、つばさえも飲み込めなくなります。また、声がこもり、口の開けにくくなります。膿が扁桃周辺に溜まっている間はさほどの危険はありませんが、膿が頚部(深頚部膿瘍・咽後膿瘍)や胸部(縦隔膿瘍・膿胸)に流れていくと、呼吸困難をきたし生命に関わることもあり、緊急手術が必要になります。


〈治療は?〉
扁桃炎は通常抗生剤で治療します。高度な場合は点滴、さらには入院を要することもあります。扁桃周囲膿瘍では抗生剤の投与はもちろんですが、排膿しないと治らないことも多く、穿刺や切開を行います。



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